ホーム > 将棋 >将棋コラム イゴショー記者から見た将棋界

将棋トップページ

  • 番組紹介
  • 銀河戦
  • 女流王将戦
  • 将棋スペシャル
  • 講座一覧
  • 今週の認定問題
  • 見どころ

囲碁・将棋chとは?

視聴方法について

良くある質問

スタッフ募集

PASSIONチャンレンジャー募集

囲碁 twitter

将棋 twitter

ユーキャン 囲碁ネット

J:COM

囲碁・将棋チャンネル公式YOUTUBE

教育関係者の方へ - 学校無料視聴受付について

第15回囲碁アマチュア竜星戦

第7回将棋アマチュア銀河戦

2015.12.02

第22回 第5回将棋ジュニア銀河戦準決勝

 昨年何度か記事にしたアマチュア銀河戦ですが、今年も11月21日(土)に決勝大会が行われました。今年もアマ銀河の座と銀河戦への出場権を懸けた熱い戦いが繰り広げられたのですが、今回取り上げるのは小中学生による「ジュニア銀河戦」。決勝戦の模様は後日テレビで放送しますので、このコラムではその前の準決勝の模様を紹介することにしましょう。

立派な対局室で、本格的な盤と駒を使っての対局。ちなみに、この部屋ではほんの8時間程前までC2順位戦が戦われていた。

 大会当日の朝、次々に受付を済ませる選手たち。決勝大会へと駒を進めているのは、将棋倶楽部24や将棋ウォーズで行われた予選を勝ち抜いた4名。準決勝の舞台となるのは東京将棋会館の対局室で、決勝戦はスタジオへ移動して行われます。開会前の会場を支配するのは、圧倒的な緊張感。お互いに顔見知りの選手もいるようですが、言葉を交わすことはほとんどありません。
 開会式も終わり、審判長の屋敷九段の号令で対局スタート。始まって少し経った後、屋敷九段に話を聞いてみました。
「國井大彰君って子は大人の大会でも県代表になっているんですよね。今回も優勝候補ですかね」
「そうねぇ、でももう負けそうでしたよ」
「えっ?」
 聞くところによると、どうやら序盤早々飛車銀の両取りを掛けられてしまったそう。
「しかも、相手の豊石君がその後もうまく差を広げてるんですよね」
 豊石敦君は富山県の中学一年生。棋力は初段との申告ですが、このまま勝ち切れば大変な大物食いということになります。
 もう一方の準決勝は、小学五年生の荻生浩気君と中学一年生の青木渓真君。荻生君も富山県在住で、豊石君と団体戦でチームを組んだこともあるそうです。「受け将棋でリスクの少ない手を指すようにしている」と若干子どもらしくない(?)棋風。対する青木君は、前回準優勝。「将棋会館は憧れの場所。今年は優勝を目指します」と事前に抱負を語っています。こちらはだいぶゆっくりとした進行ですが、少しずつ青木君がリードを広げつつあるようです。
 開始から数十分が経ち、そろそろ持ち時間もなくなってくる頃。豊石君がリードしたまま終盤に入っています。先に秒読みに入ったのは國井君。対する豊石君は数分残しています。これは実はすごいことで、実戦心理としては、格上相手に有利になった場合、どうしても慎重になりすぎて持ち時間を使い切ってしまいがち。そして秒に追われて逆転負けというのが、よくある逆転のパターンなのです。
 これはやったかと思われましたが、ここから國井君があの手この手で勝負に出ます。開き直って攻めたかと思えば、今度は自陣に駒を大量に埋めてごちゃごちゃさせるなど、中学生にして百戦錬磨という雰囲気です。豊石君もさすがに混乱したか、寄せを誤ってついに逆転。大熱戦を國井君がものにし、決勝へと駒を進めました。
「最初は相手の罠なんじゃないかと」疑心暗鬼になりながらも優勢に進めた豊石君は無念の敗退。しかし、感想戦の終わりに「決勝戦頑張ってください」と國井君に声をかける姿はとても立派なものでした。一方、大ポカからスタートしながらも大逆転勝利を収めた國井君は「ひどかった」を連発。
「練習将棋でもこれ位の逆転を経験したことがあるので、諦めなかった。逆転するつもりで指し続けました」
 やがて、荻生君と青木君の対局も終局を迎えました。こちらは青木君が少しずつリードを広げ、慎重に勝ち切りました。青木君は昨年も東京将棋会館での対局を経験しており「2回目なので、落ち着いて指せました。去年より強くなっている実感もあります」とコメント。対する荻生君は「(東京将棋会館での対局は)やっぱり緊張しました」とのことで、経験の差が勝敗を分けたのかもしれません。
 この結果、決勝は國井君と青木君の対戦となりました。決勝戦の模様は1月23日(土)20時から放送されますが、結果はジュニア銀河戦特設サイトで公開されていますので、気になる方はそちらをご覧下さい。

ジュニア銀河戦特設サイトはこちら



当コラムは、二・三週に一度のペースで更新していく予定です。 また、皆様のご意見ご感想、取り上げてほしい題材などお待ちしております!お問い合わせメールフォームよりお送りください。
過去のコラムはこちら