| #49 △つるの剛士 vs ▲座間さん 108手まで つるの○勝ち(将棋センターヤマト) 棋譜再生 |
| 局中の解説(解説者 植山悦行六段)※解:解説者、井:井上ゆりな |
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井:先生、よろしくお願いします。
解:よろしくお願いします。
解:えーとですね、紆余曲折あったんですけど、ここですね、つるのさん5八角(△5八角)打ちましたね。
解:これ、非常に良い手だったですね。
井:はい
解:攻防というか(4九の)銀を取る手と、7六に成り換える手ですね。
解:これを見て、冷静な手だったですけども、そこでやっぱり座間さんもね、実力出してきましたね。
解:えー、▲8八飛と。
解:これ、▲8八飛って、結構しぶとい手だったんですね。
解:これ、受けの手なんですけども、自陣飛車という受けの手で、えーこれ(3三の)馬が利いてますんでね、これで、好調だったつるのさんがですね、ちょっと歯車が狂い始めたっていうか、ちょっと意表を突かれたみたいですね、これはね。
井:はい。
解:決め時だと思って、まーこう、角で銀を切りまして(△4九角成)、▲同銀に△2八銀と。
解:んー、そして、▲2八玉でしたら、△4九竜と取るつもりだったんですけども、ここね、(8八に)飛車がいるんで、ぱーっと取られちゃいまして(▲2八飛)、これね、銀ただ取られちゃいましたんでね、これ、アチャーってことになっちゃったですよね、ええ。
解:これ、やっぱ、ちょっと痛かったですね。
井:じゃあ、これからつるのさん、どうしたら挽回できるんですか?
解:これやっちゃった後ですか?
井:はい。
解:……ちょっと(苦笑)
井:ありがとうございまーす。
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| 局後の解説(解説者 植山悦行六段)※解:解説者、つ:つるの、客:お客様(座間さん) |
| 図1 |
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つ:さあ、ってことで対局の方、終わりましたけども、座間さん、ありがとうございました、お疲れさまでした。
客:お世話になりました。
解:お疲れさまでした。
つ:いやあ、何だか先生!
解:ははははは。
つ:なんか凄いミラクルが起きましたね。
解:んー、そうですね、ま、奇跡ですね、確かにね。
つ:僕、(65手目、2八の)銀取られた時どうしようかと思ったんですけど。
解:ええ、またやったと思ったでしょ?
つ:はははははは。
つ:あれ、もうどうですか? あの銀の時は?
客:そうですね、あの時はねえ、しめたなあと思ったんですけどね。
つ:はははははは。
客:後が良くなかった。
つ:ねえ、その後に座間さんも、なんか(73手目)▲2一角が出てきて。
客:そう。
つ:これは、何だったんでしょうか?
客:これは、やっぱしね、飛車と角の間違いなんですね。
つ:あー、じゃあ、ポカポカ同士で。
客:そうそう、ははは。
つ:ポカポカコンビですよね、これね、ポカポカ春ですから。
客:ポカやっちゃったってことで。
解:まあまあ、ここ(2一)に飛車打ったと思った(勘違いした)んですよね。
客:そうですね、はい、それで攻めに使おうと思って。
つ:なるほどね、そういうことだったか。
つ:なんかあるのかと思ってドッキリしましたけども。
解:ま、ここが最終盤のとこなんですけどね(図)。
解:(図以下)座間さんが▲8四歩、△同歩として、これ良い手ですね、はい。
つ:これでもうね、(先手の持駒が)金、銀、こんだけあるんで、どうしようかと思ったんですけどね。
解:そうですね。
解:もう後はね、座間さんの様子を見るばかりだったんですけど。
解:▲8五桂、これ、ちょっと危険な手だったですね。
客:そうですね。
つ:うん、うん、うん、うん。
解:ここでは、やはり▲8四銀と取ってですね、△8三歩と受けましたら、▲同銀成と、で△同玉で、えー、歩は二歩入りますんで、▲8四歩と叩いて、以下、これ即詰みなんですね。
つ:あ! そうですか!?
解:(2二)の竜、(3三)の馬、全部利いてきますね。
つ:あ痛ー。
解:はい、ぴったり詰みなんですよ。
つ:ぴったり詰んでますね。
解:これで勝ちだったんですね。
つ:はいはい。
解:きれいな勝ち方だったですけどね、これなら着地成功でしたけどね。
解:ま、桂馬(▲8五桂)、ちょっと危険な手でしたね。
つ:これ取ったんですよね(△同歩)、僕ね。
解:これ取りましたね。
客:取って、呼込んで……
解:取って、銀をこう打ったと(▲8四銀)。
解:これも詰ろですよね。
客:叩こうと思ったんだよね。
解:はい、そうですよね、歩がないもんで、歩が良いところでね、ええ。
解:そこで、渡した桂馬ですね、これ、ちょっと、ここへ打とうと(△1五桂)してましたよね?
つ:これ、(3三の)馬が利いてたんですよね。
解:そうそう、気がついてコッチ(△3五桂)に打ちましたね、これ、良い判断だったです。
解:で、まあ、こう(▲2八玉と)下がると(△2七歩と)歩打たれちゃいますので、斜めに下がって(▲1八玉)、竜が入って(△4八竜)。これまたね、打たなきゃなんないですもんね。
客:そうですね。
解:歩があれば歩で良いんですけども(▲2八歩と打てる)、歩がないのは、これ痛いですね。
解:まあ、銀を打ちましたと(▲2八銀)。
解:で、銀を使わされまして、そこで一呼吸置いたのが、ね(△8二銀)、上手い手でした。
つ:この守りの銀をちょっと。
解:これ、守ったの上手かったですね。
解:これで、ちょっと焦っちゃったですね。
解:馬を退いたんですね(▲5五馬)。
つ:馬を退いたんです、そうそう。
客:そうそう。
解:まあ、これ、(3三の)馬退かずに▲3一竜とやってれば、まだ詰ろが続いてね、難解な勝負でしたね。
つ:うーん、なるほどね。
解:ここでやっぱりちょっと、▲5五馬とやっちゃったんで、これ一手パスになっちゃいましたね、これ残念な手だったですね。
解:これで△2七歩と打たれて、これで一手一手になっちゃったんですね、はい。
つ:なるほどねー。
解:大逆転になっちゃいました。
つ:いやー、なんだかドキドキしましたけど……
解:残念でしたねー。
つ:どちらが残念なんですか、先生?
一同:(爆笑)
解:いやいやいや、つるのさんを応援してましたけど、でも残念だったなー。
つ:ねー、何だか色々とありましたけどもねー、これもまた将棋の面白さなんじゃないかな、と。
解:そうですね、観てる方はホント楽しませていただきました、はい。
つ:ま、番組的には、とても面白い勝負になったんじゃないかと思いますけどもね。
解:そうですね。
客:つるのさんにはね、やっぱし先生がいつでも(ついていて)、良いですね。
つ:何を言ってるんですか、ホントに。
客:ホントにもう。
つ:ねえ、春らしくお互いにポカポカ! ポカポカしながらね。
解:上手いですねー。
客:良い勉強させていただきました。
つ:いやー、とんでもない。こちらこそありがとうございました。
解:お疲れさまでした。
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