tsuruno
#45 △つるの剛士 vs ▲三野さん 123手まで つるの●負け(恵比寿 SHOGI CLUB (BAR:Ali-Ollie!!!!)棋譜再生
局中の解説(解説者 村中秀史四段)※解:解説者、井:井上ゆりな
解:今ね、これ序盤が終ったとこですね。
解:ちょうど、お互いの金無双が完成していて、戦いが起る直前という感じだね。
井:はい。
解:これね、(歩を)交換して来た時(▲8四歩、△同歩、▲同角)に、つるのさんにチャンスが来ているんだけど、わかるかな?
井:・・・・。
解:難しいよね。
解:先手の6六角と後手の2二角、どちらが働いていると思う?
井:(ふふんと、後手の角を指差す)
解:いやいやいや(笑)こっちですよ(先手の角を指差す)。
井:アハハハハ。笑顔でこっちって(言っちゃった)。アハハハ。
解:だけど、こう(▲8四同角)動いた瞬間に、チャンス! この角(後手の角)が使える。
解:こう桂馬跳んで(△2五桂)、角で(7七の)桂馬を狙う手があるんです。
解:こうなれば、つるのさんが優勢。
解:だから、▲8四同角と取ってきた時に、つるのさんがどうやってとがめるか。
井:先生、これはどちらが優勢な感じですかね。
解:今は戦いが起ったばっかりだから、差はほとんどないんだけれど、うまくつるのさんがとがめられれば、つるのさんが優勢ですね。
井:おっ。
解:チャンス。
井:おっ。
解:ほんとに。
井:ほんとですか?
解:ただ、とがめようとすると自分に隙が出来るからうまくとがめられないと逆にやられちゃう。
局後の解説(解説者 村中秀史四段)※解:解説者、つ:つるの、客:お客様(三野さん)
図1

つ:先生ー。百万円の駒もらえませんでした。(三野さんはこの対局に持参してきた百万円の駒を懸けていた)
解:本気になっちゃいましたね。
つ:もう、百万懸かってますからね。

図1

解:もう王様逃げる場所がここ(3五)しかないので、ここ逃げるんですけど(△3五玉)。
解:普通にこう、龍で王手されて(▲3三龍)、これ合駒効かないですからね。龍と角で(本譜はここで投了)。
つ:はい。
解:逃げる場所もここしかないんですけど(△2五玉)、普通に(▲3四角成)でも、(▲3四龍)でも、どっちも詰みですね。
つ:はい。どっちも詰みですね。
解:三野さんが終始かなり落ち着いた指しまわしで。
客:相振りで、どっから攻めて良いか分からない状態で、ほんとにドキドキしましたけど。
つ:ええ。
客:なんか運が良かったです。
つ:ウッハハハハ。やっぱり百万円懸かったら人間怖いですね。
解:怖いですね。
つ:いや、僕もかなり白熱しましたけれども。
つ:全然攻められなかったですからね。
つ:ちょっとこの辺(6六のあたり)から攻めようと思っていたんですけど。
解:そうなんですよ。
つ:やっぱり考えたんですけど、桂跳ねをしておけば良かったなと。
解:そうなんですよ。
つ:早めにね。歩を叩かずに(54手目3六歩)。
解:そうなんです。中盤でチャンスがあったんですよ。(局中の解説参照)
解:ちょっと惜しかったですね。
つ:ここだけ、ちょっと。ねー。
解:いい将棋だったと思いますよ。
つ:ええ。攻められなかったのがちょっと残念ですけどね。
つ:三野さんどうもありがとうございました。
客:ありがとうございました。
つ:これからマガジンの新連載の方で僕出して下さい。
客:はい……あっ、……、よろしくお願いします。
つ:口だけなんだもん。三野さん。