| #34 △つるの剛士 vs ▲森川さん 78手まで つるの○勝ち(奈良育英西中学校・高等学校) 棋譜再生 |
| 局中の解説(解説者 山本真也五段)※解:解説者、井:井上ゆりな |
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解:この将棋は、つるのさんの三間飛車に対して、森川さんが、袖飛車という少し珍しい将棋なんですね。
解:で、お互いの玉は、美濃囲い対美濃囲いでがっぷり囲ってまして、まだまだ勝負はこれからですね。
解:この▲2三歩と森川さん打った。これがちょっと、角がかわされた後の読みがいるところなんです。
解:だから、ここはすごく勝負どころなんですね。
解:で、次の一手なんですけど、次の一手を間違えると、森川さんは非常に苦しくなってしまうので、えーと、次の手は、こうやるしかないですね(▲3六銀)。
解:うーん、この手が指せるかどうかですね。
解:あと、この局面はつるのさんが△2五歩とのばした手なんですけども、つるのさんの実力を示す、うまい手でありまして、ほっておくともう一つこうのばす手(△2六歩)が、これは、次成りますよね(△2七歩成)、かと言って銀で取ると(▲2六同銀)、これはわかりますよね。飛車と飛車が向いあっているので、飛車をタダで取られてしまう。
解;まーこうなっては、森川さん勝てませんから、この△2六歩が来る前になんとかしなければいけないですね。
解:ということで、この手(▲3六銀)一番良いと思います。
井:じゃ、森川さんの有利な一手は?
解:つまりこれですね(▲3六銀)。これ以外だと、こういう手(▲2八飛)もありますけれど、うーんどちらかですね。
解:うん、この△2六歩を許さない手が必要だと思います。
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| 局後の解説(解説者 山本真也五段)※解:解説者、つ:つるの、客:お客様(森川さん) |
| 図1 |
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つ:さあ、ということで先生、森川ちゃんは
解:良かったですけどね。
つ:一回助言を残して、すごいですよね。
解:もうちょっと早めに助言をね、した方が良かったですけどね。
解:まあ、全体的につるのさんがかなりうまく指されていましたので。
つ:そうですか。
解:まあ、最初からつるのさんが優勢で、えー押し切ったかと思ったんですけどね、今この△6六銀と出たこの局面がつるのさん危なかった。
つ:危なかったですね。これね。
解:正直言うと、少し危険な手でしたね。
つ:もう、勝負しましたこの手は。
解:一見金と銀の交換だけで済みそうなんですけど、本譜では、▲6六同金と森川さんが取ってしまったので、同角と取られて、つるのさんのピンチが去ってしまったんですね。
解:うん、ここは、▲6六同金では無くて、角のほう、こちらをね。
つ:先に取るんですか。
解:そう、こちらを先にね。こう取ったら(▲4四角)どうですかつるのさん。
つ:これは、えーと待ってくださいよ。うーん。
解:どっち取りますか。
つ:これは参った、金を先に取りますよね(△7七銀成)。
解:まー、普通はどちらかを取りますよね。(▲4四角の後)角の方を取ると(△4四同歩)、(6六に)出た銀がタダですからね。
つ:そうですね。これはタダになってしまうから。
解:だから、金を取って(△7七銀成)。
つ:金を取って。
解:金を取ってから角を取ろうとしますよね(△4四歩)。
つ:はい。
解:でも、この時(△7七銀成とした時)に。
つ:来たー。
解:逃げつつ同角(▲7七同角)と、取り返せば、だいぶ儲かりましたよね。これ。
つ:あっちゃ、森川ちゃん、ここで助言だったね。
解:ここで、助言をしてもらえれば、これはね、かなり接近してますよ。
つ:これは、参った。
解:これは、森川さん唯一のチャンスでしたよね。
つ:あっ痛ー。
つ:あー、でも二回ある助言を一度しか使わなかったですしね。
解:うん、最後の最後に使おうとしたんでしょうけど、ちょっと使うタイミングを間違ったかな。
つ:タイミングがね。
つ:いや、女の底力を見せられましたよね。
解:そうですね。
つ:末恐ろしいですよ。
解:でも、つるのさんすごい視線を感じなかったですか。
つ:え。
解:そこに座られていて。
つ:ものすごい視線と熱気でしたよ。
解:そうですか。
つ:えー、将来どんなお嫁さんになるか、自分の嫁が思い浮かんできましたよ。あー、怖い嫁になっちゃ駄目だよと。
つ:もうどうでした、森川ちゃん。
客:もういっぱいいっぱいでした。
つ:いっぱいいっぱい?そんなことないですよ、もう完全押されていましたけども。
つ:まー、タイミングがね。
解:このチャンスだけ、惜しかったです。すごい惜しかったですね。
つ:まー先生、5級ということはないですよね。
解:5級ではないですね。はい。
つ:もう、2回助言使われていたら、負けてましたからね。僕ね。
解:まーそうでしたね。
観客:(笑)
つ:今、先生軽くきついこと言いましたけどね。
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